医療に関する記事や論文
を読むことが
中学生の頃からの
趣味になっている
下手にプロ意識の高い
病歴の長い患者の私にとって

 

ジャーナリスト

長田昭二さんの書く記事は
思想の偏りの無い
正確な参考文献として
数多の医療記事の中でも
特にお気に入りだったのですが、

この書籍
参考書とエッセイの
良いとこどりの内容で
学んだり笑ったり
励まされたりしました。

医療ジャーナリストなのに
わかっていたのに
重ねた選択ミスなど
赤裸々に正直に
書かれています。
それもチャーミングに。

かつて
間違った選択を取り続けた
患者の私は
きまりが悪くなるほどの
でも全てひっくるめて
笑えてしまうような
共感とともに
ページを捲る手が
止まりませんでした。

病と付き合っている人にとって
ヒントにも
救いにもなる一冊です。

さて、そんな
やわらかい語り口
お茶目なエピソードで
長田さんの人となりも
少し知った気になって
一方的に親近感を持った私は

文藝春秋に担当がいる。
という
一点のコネを

フル活用して

先日
お会いすることが叶いました!
願いは口にしてみるものだ!

朗らかで面白くて
文章のままの印象(*´艸`*)
告げられた余命半年を目前に
強行した香港旅行のこと、
治療のこと、医療のことなど
質問しているうちに
どんどん長田さん自身に
興味が湧いてきて
私たちのお喋りは
想定していた時間の何倍も
続きました。
とても楽しい時間でした!

私は以前
「病人だからって
病人らしく生きる必要はない」
と書いたことがありますが
こんなに病人らしくない
病人も珍しい!
と思いました。
感動でした。
こんな風になりたいです♪


余談
35年前に私の主治医が
保険の適用外だった薬を
病名をでっち上げてまで
私に使ったこと、
その薬が今では
標準治療薬になっていること、
それを
長田さんが
「自信があったんですよ」
と言ってくれたこと、
なんだかとても

誇らしかったよМ先生!