両親が帰国し日常が戻ってきたんですが、休暇中とのギャップが激しすぎて何だかもう数日前までの楽しい日々が文字通り夢のようですわ。

ついこの間までこ家の中には両親がいて、一緒に喋ったり、食事したり、テレビ観てたりしてたのに、また今はいつものガラーンとした家になり淋しさ倍増～。

ま、メソメソしてても仕方ないので、忘れちゃう前に両親がアリゾナで過ごした3週間のことをブログに書いておくとします。

・・・って、まぁ、既にかなり忘れちゃってるんですが。

トホホ～。

とりあえず前回の続きは2泊3日の「アリゾナに来たら必見の観光地」旅行。

グランドキャニオン、モニュメントバレー、アンテロープキャニオン、ついでにホースシューベンドというコースです。

どこに行くのにも車で2～4時間かかるもんで、79と80の両親はダイジョブか？？？と心配だったんですが、まぁ様子を見ながら休み休み行けば大丈夫と信じて出発進行！

ランチはどこら辺にいるのか不明だったもんで、念のためおにぎりを作って持って行くという超日本の遠足気分。

ところが、延々と車を走らせている途中で旦那が

「カーナビちょっと間違ってない？？」

と言い出し、

「んなアホな」

と相手にしてなかったんですが、何と途中で別のカーナビをチョロっと点けた際に何故か行き先が変わってしまっていたことが判明。

かれこれ20分ぐらい間違った方向に向かって走っちゃってて、しばし

「ちょっとー！何やってんのー！」

と文句を言う旦那と

「えー？私のせいー？？こっちは通訳で忙しくてそこまで気が回らんわー！」

と応戦する私のバトルとなりましたが、まぁケンカしたって何かが好転するわけじゃぁ無いので、

「ま、とりあえず間違ってることに早いとこ気づいてくれてありがと。私だったら間違った目的地に到着するまで気づかなかったわ。」

と旦那にお礼を言いバトル終了。

途中Skull Valley（骸骨谷）というおどろおどろしい名前の小さな町にあるやたらと可愛いお店でトイレ＆アイス休憩をし、一路グランドキャニオンへ・・・。

予定よりずっと遅い到着になっちゃったもんで、ランチは車のなかでおにぎり食べて終了だったけど、母の握ったおにぎり以上に幸せなランチなんて無いですわ～。

と言うわけで、バタバタしつつも無事にグランドキャニオンに到着。

やっぱスゴイわ～。

今回で私は2度目、旦那に至っては4度目だけど、やっぱ何度来ても感動～。

父はグランドキャニオンで夕陽を見たいと言ってたので、あちこちの展望ポイントを周った後はビジターセンターの人もおススメだったHopi pointへ。

Hopi pointへはシャトルバスじゃないと行けないもんで、荷物を全部車に置いたまま行くことになったんだけど、日が暮れるにつれ風が強くなり激寒！！！！

今にして思えば2時間ぐらい待ったんだから一度車に戻ってコートを着てから戻ってくれば良かったのに、そう言うことって後にならなきゃ考えないんですよねぇ・・・。

日没まで後30分ぐらいという辺りは寒さもマックスで両親と旦那と4人で抱き合って、昔懐かしおしくらまんじゅう状態。

周りもほぼほぼみんなそんな感じで、アメリカ名物巨漢の皆様と、しっかり防寒具を着こんで来た賢い人達以外はみんな足踏みしたりジャンプしたりして寒さをしのいどりました。

でも、とうとう太陽が落ち始めて辺りがオレンジ色になった途端、不思議なことに寒さを全く感じなくなり、写真撮ったり動画撮ったり大騒ぎ。

不思議なもんだわ～。

寒さに耐えきれず抱き合いながら夕陽を見つめる両親の後姿は、何だかホロリと来ちゃいました。

もうじき結婚60周年。

長い長い時を一緒に歩んできた2人が80歳という年になってグランドキャニオンにやって来れた。

スゴイことだよな～。

夕日が落ちると同時にその場にいた人達がほぼ全員シャトルバスに殺到し、いつまでも夕焼けを見てた私達が乗れたのは3台目のバスだったけど、無事にちゃんと席に座れて、ようやく寒さから解放されました。

あー、もー、ホンットに寒かった～！！！

と言うわけで、無事にグランドキャニオン観光を終え、ホテルに向かったんですが・・・

実はそっからがまた大変だったのですよ。

ま、でも長くなってしまったので続きはまた明日～。

グランドキャニオンが寒すぎた件