と言うわけで、超心臓バクバクだった昨日の話の続きです。

 

 

超特急で近所の救急病院に向かい、到着するとまず私が受付に走り

 

「もー、ホントに文字通りのエマージェンシーなんですーっ!!!」えーんあせるあせる

 

と力説したところ、待ち時間ほぼゼロで診察室に運び入れて貰えました。

 

ありがたや~。

 

看護師さんがバイタルをチェックし終わると、すぐにドクターが詳しく話を聞きに来てくれて、

 

「年齢が年齢なので念のためレントゲンとCTを撮っておきましょう」

 

とのこと。

 

明後日には長時間のフライトも控えてるもんで、やっぱとことん詳しく調べてもらえるってのはありがたかったわ~。

 

その後も、診察室までレントゲンを持って来てくれてその場で撮ってくれるわ、レントゲンの後はベッドに寝かせたままCTスキャン用の部屋まで連れて行ってくれるわ、ホントに至れり尽くせり。

 

とにかく慎重にシッカリと検査をしてくれて、後は検査結果を待つだけ。

 

で、その待ってる間に私の方は海外旅行傷害保険のコールセンターへ電話。

 

実はこの仕事は私がその昔やってた仕事なもんで、

 

「今すぐ連絡すれば今日の会計はキャッシュレスで済むはず!」

 

と思い出し、待ち時間を使って速攻連絡してみたんですが、その昔自分がやっていたことを今度は逆の立場で連絡してるという状況は何だか不思議な感覚でしたわ~。

 

ちなみに今回利用した海外旅行傷害保険は父のクレジットカードの付帯保険。


両親がアメリカに来るにあたってカード付帯の保険だけでもあった方が安心だろうと思い、念のため

 

「出国前に保険が付帯されてることを確認しておいてね」

 

と伝えてあったんですが、いざコールセンターに連絡しようという段階になって

 

「確か母さんもカードの家族会員になってるはずだからダイジョブだと思うんだけど、もしかしたら家族会員辞めちゃってたっけな・・・?」

 

とか父が言い出し、焦りましたよ。ガーン

 

レントゲンやらCTやら撮りまくってるし、エマージェンシールームだし、保険が無くて自腹を切るとなったらなかなか痛いぞ。

 

無保険者用の割引が適用されても100万近く飛んで行く可能性が無きにしも非ずだし。

 

だもんで、コールセンターの人とやり取りした後で母の「保険証」がメールで送られてきた時には思わず父とハイタッチしちゃいましたよ。

 

ま、でも本当の勝負はこれから。

 

治療費なんつーのは最悪払えば終了だけど、母のケガの状況が悪かったら一体どうしたら良いのやら・・・。えーん

 

またドヨ~ンと暗くなっていたところに血液検査の為に採血に来た看護師さんが、

 

「実は先日コストコでショッピング中に息子がカートから落っこちるというアクシデントがあったのよ」

 

という話をしてくれて、その時も背筋が凍るようなスゴイ音がしたもんでパニックになって救急病院に連れて行ったんだとか。

 

「あんな音を聞くとホントに肝が冷えるわよね。私ももう最悪の事態を考えちゃったもの。でも検査の結果は単なる打撲で済んだの。あなたのお母さんも大丈夫だと良いわね。」

 

そんな風に言ってくれて、何だか色々とホントに心強かったですよ。

 

そっか、すごい音がしても意外と大丈夫だったりするんだな・・・という安心感。

 

それから

 

「やっぱ誰でも身内がそんなスゴイ音立てて転んだり落ちたりすればパニクるんだな」

 

という点も何だか自分達のパニクり具合が「当たり前の反応」なんだと言ってくれてるようで、ふと心が軽くなりました。

 

そして、ヤキモキすること1時間ほど、ようやくドクターがやってきて

 

「グッドニュースだよ!検査の結果どこにも異常が無かったから、このまま家に帰って大丈夫。明後日の帰国も問題無いよ。」

 

と、みんなが待ち望んでいたことを伝えてくれて、もーまたみんなで涙でしたわ。

 

ようやく帰宅となって病院を去る際にナースの皆さんに両親が何度も何度も涙目でお礼を言ってたんですが、ナースの皆さんも外国語でお辞儀しながら涙目でお礼を言ってる老夫婦の姿に心ホッコリだったようで、最後までホントに親切に送り出していただきました。

 

ホントに全く肝を冷やした夜でしたが、でも、ここでもまた両親はアメリカとアメリカ人の素晴らしさに触れ、何で娘が国籍まで捨ててアメリカ人になったのか少しだけわかってくれたんじゃないかな・・・。デレデレ

 

ま、でも、私の方はと言うと、

 

「これからまた母が転倒してケガをしないようにするにはどうしたらよいか?」

 

という疑問が残り、現在あれこれ調べたり、母に電話で「あーしろ、こーしろ」とガミガミ言ったりという日々です。ゲラゲラ

 

あ、で、最後に豆知識ですが、海外旅行傷害保険が無いなどの理由で治療費を自己負担した場合は、日本に帰ってから国民健康保険に請求できるので、必ず治療内容の明細書や、領収書、出来れば医師の診断書などを日本に持ち帰ってくださいね~。

 

日本の治療に相当するものだけが払われるとかそんな感じだったので何でも全額返って来るというわけじゃ無いけど、少しでも返ってきた方が良いですもんね。

 

それと、アメリカの場合、無保険の場合は治療費を大幅に割引してくれることが多いので、その辺りも病院の方に相談してみてください。

 

英語が出来ない場合はプロの通訳さんに連絡してもらえるはずなのでダイジョブですよ。おねがいグッ

 

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