4月28日に、オリエンタルランドから2024年度決算とともに大きな発表がありました。
内容は
・2024年度(2025年3月期)決算
・2025年度業績予想
・取締役人事(定期株主総会議案)
そして、TDRファンにもっとも注目された
・長期戦略
です。
 
長期戦略は、4月に代表取締役社長に就任された方の考えや方針が盛り込まれたものと理解できます。
 
TDRファンの注目は、資料に記載された2035年のイメージ図にウェスタンリバー鉄道やアクアトピアが消えていることです。
ただ、見方を変えると本国アメリカでは淘汰された古き良きアトラクションがまだいくつか残っているのが東京です。
ここ最近はカリブの海賊問題やスプラッシュマウンテン問題もあって、この辺りは、ジャングルクルーズのマイナーチェンジ、
例えば獣に襲われそうになっているシーンで単一人種から多人種化したり、サムの首狩りがなくなって穏やかになったりするレベルで済ませるのか、抜本的に作り替えるのかは既に話題でしたし、
今から10年後といえばさらにIT活用のデジタル化は進むでしょうから、人的操作に依存するアナログアトラクションがどんどんと消えていくことは、当然のようにも感じます。
 
わたしが驚いたのは、パークの未来イメージではなく、同時に発表になった
・株主優待制度に関するお知らせ
です。
 
「2025年9月30日時点で、100株以上を保有する株主に、株主優待パスポートを1枚、12月に配布する」という内容です。
配布されるパスポートは、ランドまたはシーのいずれかで利用できる1Dayで、期間は2026年8月31日までです。
 
何がサプライズかというと、通常の株主優待パスポートは、基準日時点で500株以上を保有することが条件のところ、今般は単位株(売買の最小基本単位)の100株以上の株主を対象とすることです。
株主優待を金銭価値に換算すると、かなりの太っ腹です。
 
これは、新社長の就任とともに株価向上を狙った施策という見方もできます。

 

上記の公式資料を画像で引用します。正確にお伝えするために。
 
 
 
株価について
 
2024年第一四半期に4,500円水準だった株価が、年度を通じて下落傾向が続いて、2025年3月に3,000円を割りました。
前の社長が、退任された後はOLC経営から退かれたのも、この結果だと考えられます。
残念ですが前の社長さんは、TDRファン古参にとって、就任の時点でフード本部長上がりでフード本部長時代にやらかした経歴は悪評ばかりで、2021年の社長就任後からも最後まで存在感というか好感をもって受け止められる機会がなかったように思います。
もちろん、社長の独断ですべてを決められるのではないにせよ、「従来のTDRファン層の排除を徹底した4年間の社長」という見方があります。
新たな取り組みといっても、ファンタジースプリングスのオープンは就任よりも前に決まっていたことですし、あるとすれば、今のシーで開催中の『フード&ワインフェスティバル』が、元フード本部長として最初で最後にフード系で前向き、好感イベントを実施されたものと受け止めます。
 
こんなことを書いていたら、今日(4月30日)はオリエンタルランド(4661)株価は午前中に大きく下げました。
3,150円で始まり、午前の終値が2,959円です。
常識的に「下がり過ぎ」です。
決算や長期戦略が発表になり、株主優待の追加まで発表になった、その翌営業日にこれだけ下がるというのは、マーケットがオリエンタルランドという企業の将来に対して期待していないことを意味します。
 
記録の意味で、Yahoo!ファイナンスから画像で引用します。
 
これから6月の株主総会にむけて、どのような施策が打ち出されるか。高橋新社長に期待したいです。

 

(ブログ管理人19時追記)

終値は3,033円で、午後に少し戻しました。

 

 

 

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